自分らしく愛でよう

ご閲覧ありがとうございます。管理人が気ままに書くブログです。

玉崎たま先生に聞く!"行進子犬に恋文を"連載の裏話

ご閲覧ありがとうございます。

 

今回のテーマは

 

玉崎たま先生に聞く!

"行進子犬に恋文を"

連載の裏話

 

 

です。

 

 

以前に当ブログで紹介させていただいた

一迅社 コミック百合姫様での連載作

「行進子犬に恋文を」

 

kokosupptt.hatenadiary.com

 

 

こちらの作者である玉崎たま先生に

インタビューをさせていただきました!

 

twitter.com

 

 

連載が終了した今だから言える話を

たくさん語って頂きました。

玉崎先生、

ご協力ありがとうございました!

 

コミック百合姫2018年9月号掲載の

 第55回hime cafeとは

 内容が被らないように

 配慮しています。

 こちらの内容が気になる方は

 是非下記リンクから購入して

 チェックお願いします。

 

www.cmoa.jp


 

 

------------ 以下インタビュー -------------

 

ーー  連載お疲れ様でした。

    連載を終えた

    今の心境はいかがですか?

 

玉崎たま先生(以下:玉崎) 

    安堵...ですかね。

    達成感もめちゃくちゃありますが、

    どうにか矛盾を生まずに

    連載を終わらせられた、

    という所で安堵が強いです。

    おそらく読者さん的には

     「ここどうなったの?」

    という所もあるとは思うんですが...

 

ーー  何よりもまず安堵なんですね。

 

玉崎  そうですね。

    ただ、本編だとどうしても

    尺の関係で入れられず、

    お蔵入りした設定があるので、

    読者さんが望んでいるなら

    それを出して全部終わらせたい

    という意欲はありますね。

 

ーー  という事は、

    連載は終わったけれども

    "作品を終わらせた"という

    心持ちではないと?

 

玉崎  はい。連載が終わったからこそ

    自由に出せるものもあるかなと。

 

ーー  なるほど。少し話は戻りますが、

  「達成感より安堵の方が大きい」

    のが意外というか不思議というか...

    初めての連載だったわけですから

   「書き切ったぞ」という

    達成感の方が先に来るのかと。

 

玉崎  うーん...

 

ーー  やはりそれだけ連載中

    不安な部分が多かった、

    ということでしょうか?

   

玉崎  ズバリ言ってしまうと

    それが大きいと思います。

   

ーー  それだけの不安の中描き進めるって

    やっぱり大変でしたよね...?

 

玉崎  そう...ですね(笑)

 

ーー  "達成感"についてですが、

    連載開始の段階では

    どこまで描こうと

    考えていたのですか?

 

玉崎  学校内でストーリーを

    完結させると決めていました。

  「この先戦場に行くのか」

    という点は編集さんとも

    話し合ってはいましたが

    その先はまだ

    未定として考えていたので。

 

ーー  連載開始時に考えていた展開で

    描き切れたからこそ

    "達成感もめちゃくちゃあった"

    ということなのですね。

 

玉崎  作っていた大筋の設定自体は

    しっかり活かして

    終われたかなと思います。

    この先は舞台がガラッと変わるか

    世界情勢がきな臭くなるか

    という感じだったので、

    ひとまず2人の大きな問題を

    描き切って終了、という形でした。

 

 

怖さ・不安との戦い

 

ーー  陸軍幼年学校という舞台は

    ご自身で決められたそうですが、

    百合姫はじめ、百合界隈では

    こういった舞台設定の作品が

    なかった中で、

    未開拓のジャンルに

    チャレンジする怖さは

    どれぐらいありましたか?

 

玉崎  めちゃくちゃありましたよ!!

    めっちゃくちゃありました!(笑)

 

ーー  すごい強調されてますが(笑)

    やはりそれぐらい強調されるほど

    怖さがあったわけですよね。

 

玉崎  本誌ラストに次号連載開始の

    バナーがあるじゃないですか。

    あそこに載ると考えたら

    発売日がすごく不安で...

 

ーー  連載開始一ヶ月前の

    百合姫2018年2月号(17年12月発売)

    ですね。

 

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玉崎  一番最初に2話までネームを

    作っていたのですが、

    どこまで軍隊要素を出していいか

    わからなくて...

    1話は万人受けするような、

    軍隊要素も少なくていい、

    読者さんが入りやすい雰囲気の

    話を作ったのですが、

    2話で日和ってしまっていて

    どうしたらいいんだろう、みたいな

    でもバナーが出たときの反響が

    思った以上に好意的でびっくりして

 

ーー  そこまでの不安を抱えて

    描いてらっしゃったなんて

    微塵も感じなかったです。

 

玉崎  リプライなどでは

  「少し不安だったので」

    ぐらいは言っていましたが、

    内心は戦々恐々でしたよ(笑)

 

ーー  なるほど。

    先程「2話で日和っていた」と

    仰っていましたが、

    バナーに対しての反響を受けて

    3話からはもっと軍隊要素を

    強く出していいんだと思われた、

    ということですか?

 

玉崎  そうですね。

    もう少しコアな内容をつっこんでも

    いいのかなと思えたので、

    3話は結構軍隊要素を

    多く入れましたね。

 

ーー  確かに3話で軍歌演習があって

    内容自体も結構コアでしたね。

    そういう経緯があってああいった

    構成・内容になっていたのですね。

 

玉崎  そうなんですよ。

 

ーー  連載開始前に感じていた

    "怖さ"や"不安"は

    バナーへの反響を見て

    無くなったということですか?

 

玉崎  そうですね。

  「こういうのを待ってた!」

    と言ってくださる方が多かったので

    そういった"不安"は消えましたね。

 

ーー  では、そういった

    舞台や設定に対する

    "怖さ"や"不安"が消えた後、

    自信をもって描けるようになった

    タイミングはありましたか?

 

玉崎  うーん...

 

ーー  なかったですか?

 

玉崎  あまりこれというのは...

    ずーーっと不安自体は

    何かしら抱えていましたね。

 

ーー  連載が終わった時の心境が

    まず安堵だったということは

    不安が0になった時期が

    なかったということですもんね。

 

玉崎  そうですね。

    5巻のもう後は畳みかけるだけ

    という局面に来たときには

  「もうちょっとで当初からの

   設定を全部出せる」

    みたいな気持ちはありましたが...

 

ーー  漫画家さんの精神的な疲労

    とても心配になります。

 

玉崎  私みたいな人もいれば、

    そうじゃない人もいて

    漫画家さんによってまちまち

    なんだろうとは思います。

 

ーー  ある程度は予想していましたが、

    まさか玉崎先生がそこまでの不安を

    抱えてらっしゃったとは...

 

玉崎  でも、だからこそリプライで

    感想を言ってくださるのが

    本当にありがたくて...

    お世辞とか社交辞令ではなく、

    感想がないと不安になっていたので

    本当に助かっていました。

 

 

一番○○だったもの

 

ーー  連載を進めていかれる中で

    一番上手く描けたと思う

    話やシーンはどこですか?

 

玉崎  やっぱり24話の

    引っ張り込むシーンですね。

    (5巻参照)

    あそこはネームを出した時

    担当さんにも

  「最高でした!」

    と褒めていただけて...

    会心の出来でした。

   

ーー  では一番気に入っている話も

    同じく24話ですか?

 

玉崎  うーん...

    設定的にとなるとまた違いますね。

 

ーー  というと?

 

玉崎  13話の三春の心境が

    出たシーンとか...

    能動的なナタリアが出てくる話は

    彼女が規則に縛られない

    学校外部の人間なので、

    犬童に言ってあげたい事を

    私に変わって代弁してくれて  

    恋心が前進して

    いってくれましたし。

    あとは3話は陸軍幼年学校の要素を

    たくさん詰め込めたので

    描くのも楽しかったですね。

 

ーー  このような設定を選んだからには

    こういう描写を描きたい!と

    思われていたということですよね。

 

玉崎  そうですね。

    ただ、たくさん陸幼っぽさを

    入れたかったのですが、

    入れすぎるとなかなか

    犬童と加賀美の会話が進まなくて...

    無理やり会話できるタイミングを

    増やしたりしちゃいました。

    実際は日々もっと忙しくて

    ここまで二人きりの逢瀬の

    チャンスがあったかどうか(笑)

    だからこその

    飯盒炊爨や日曜外出ですよね。

 

ーー  そういう話を聞いた後に

    また読み返すと面白いですね。

 

玉崎  本当ですか?(笑)

 

ーー  読んでいた時には

    気づかなかったことや、

    その時にはわからなかったことが

    わかったりして面白いです。

 

玉崎  新しい発見を踏まえて、

    見方を変えてくださるのも

    良いのかなと思います。

 

ーー  次はキャラクターについて

    伺いたいと思います。

    先生の中で一番描くのが

    大変だったキャラは誰でしたか?

 

玉崎  見た目で言えば犬童ちよですね。

    とにかく服が大変でした。

    軍刀とか、構成するパーツが

    多かったですし、

    できるだけ間違いたくないと思って

    詳しい方から資料をいただいて

    描いていました。

   

ーー  なるほど。

 

玉崎  描写的に大変だったのは......

    加賀美かな。

 

ーー  読者視点でも

    大変そうだなと思っていました。

 

玉崎  ストーリー進行によって

    行動が変わってくるキャラなので、

  「今の心境ならこうしそうだな」

    というのを考えて描いていました。

    かといって芯の部分である

    "表向きは恥ずかしがったりとか

     強気だったりするくせに、

     突然崩れる"みたいな、

    そのスタンスは崩さず保たないと、

    というのは意識していましたね。

 

ーー  ああいう行動がパターン化出来ない

    キャラってやはり難しいですよね。

 

玉崎  そうですね。

    とにかく"気難しい人間"と思って

    作ってはいたのですが、

    確認のために自分でも

    何回も読み返しました。

  「過去にこの発言をしてたから

   こういう場合には

   加賀美ならこうするだろう」

    みたいな、自分でも考察しないと

    描けない時もありました(笑)

 

ーー  そうやって描いていかないと

    ズレてきてしまう部分って

    きっとありますもんね。

 

玉崎  ありますね。

    心の内を明かしていない時は

    特に矛盾しないようにと

    気を遣っていました。

 

ーー  こういうお話を聞くと

    やはり一本の作品を作り上げるって

    大変なんだなぁと痛感します。

 

玉崎  連載は特に長い期間をかけるので、

    こっちも忘れてしまうんですよね。

  「あれ?どうだったっけ?」

    とか、作った後に

  「あ、しまった!」

    となることもかなりありました。

 

狂ってるキャラ

 

ーー  作品の内容について

    こちらから質問するのは

    ここまでにしようと思うのですが、

    先生の中で読者さんに対して

  「これは言っておきたい!」

  「知っててほしい!」

    という要素って何かありますか?

 

玉崎  うーん...あ、そうだ!

    加賀美の母親について。

 

ーー  なんでしょう?

 

玉崎  加賀美の母親って、

    パッと見ただけだと凄く捻くれた

    意地悪でお邪魔虫な印象を

    持たれる方もいると思うんですが、

    実は結構苦労してきた人なので

    一辺倒ではないキャラなんだよ、

    というのは伝えたいです。

 

ーー  おお、そうなんですね。

 

玉崎  あまり過去の描写に

    尺をとれなかったので

    本編では説明しきれなかった部分も

    実はあるんです。

 

ーー  この質問に対して

    キャラのフォローをされるって、

    やっぱり各キャラにとても

    愛情があるんだなぁというのを

    感じました。

   

玉崎  そうですね(笑)

    私としては描いていて

    楽しいキャラだったんですよ。

    基本的に狂ってる人だったので。

 

ーー  普通のキャラを描くのと

    狂ってるキャラを描くのだと

    狂ってるキャラを描く方が

    楽しいんですか?

 

玉崎  楽しいですよ!

    あの人はこれまでに他のキャラが

    してくれなかった表情を

    いろいろしてくれたので。

    加賀美の胸ぐらをつかむとことか

    描くの楽しかったんですよ!

    メインキャラにはさせられない

    下劣な行動もしてくれるので、

    様々な役割を担ってくれた

    キャラでしたね。

 

ーー  なるほど。

    今のお話で作品における

    狂ったキャラの重要性というものを

    再認識しました。

 

玉崎  やっぱり優しい世界だけじゃ

    お話に強弱がつけられないので。

    私は基本的には

    "困難があっても安心できる

   何かしらの土台がある"

    というような世界観が

    好きではあるのですが、

    それだけだと

    ストーリー漫画としては弱いので

    起爆剤みたいな、

    波紋を起こしてくれるキャラが

    いてくれないと、

    というのはありますね。

   

ーー  描いている方は

    そういうキャラがいると助かるし、

    読んでいる方も

    そういうキャラがいた方が

    読み応えがある、という事ですね。

 

玉崎  私自信が長編物の物語は

    ハッピーエンドないし

    それに準ずる、

    ここまで読んできて

    良かったと思える

    納得できる終わり方が好きなので。

    山あり谷ありの道のりも、

    二人の女性が目指すべきところに

    落ち着けるまでを全力で応援

    または楽しむための道筋で

    あれるようにと思っています。

   

 

連載中の日常

 

ーー  連載をしていて

    嬉しかった・楽しかったこと等で

    印象に残っているのは何ですか?

 

玉崎  やっぱりお手紙をいただけた時が

  「やっててよかった」と

    一番思えるタイミングでした。

    他には書店さんがコーナーを作って

    飾りつけしてくださった事とか...

    あと、編集部に出向いている時や

    担当さんと対面で

    打ち合わせをしている時に

  「作家として仕事が出来てるな」

    と思った事が印象に残っています。

 

ーー  漫画を描いたり、

    単行本が書店に並んだりといった

    タイミングではなく、

    対面で打ち合わせをしている時に

  「作家として仕事が出来てる」

    と実感するというのが

    少し意外なのですが...。

 

玉崎  普段は一人で作業をしていて

    担当さんと打ち合わせをするときも

    電話やメールで

    やり取りをすることが多いので、

    人と対面で仕事をする機会が

    なかなかないんですよね。

    なのでそういった機会があると

   「プロの漫画家やれてるんだ」

    と思えるといいますか、

    何回経験しても私にとって

    特別な時間でした。

 

ーー  なるほど。

    なんでも聞いてみないと

    わからないものですね。

    すごく興味深いお話でした。

 

 

 黒歴史...?

 

玉崎  唐突なんですが、

    楽しい・嬉しいとかではない、

    印象に残っている

    恥ずかしい話がありまして...

 

ーー  はい。急...ですね(笑)

    ぜひ教えてください!

 

(お願い)

文字では伝わりづらいですが

この後のエピソードを

話されている時の玉崎先生は

もう笑うしかないという感じでしたので

それをイメージして読んでもらえると

いいかなと思います。

 

玉崎  声優さんがボイスドラマを

    作ってくださったことが

    あったじゃないですか。

 

ーー  ありましたね。

 

www.youtube.com

   

玉崎  収録当日に現場にお邪魔して

    プロデューサーさん、声優さん達と

    顔合わせをする時間がありまして...

    その時に収録ブースで

    プロデューサーさんから

    段取りについて一通り

    説明があった後に

  「何か一言ありますか?」

    と話を振られたんですよ。

    でも私何も考えてなくて、

    どうしよう...と思って

    数秒固まった後に

    「期待してるんで頑張って下さい」

    みたいなこと言っちゃって......

 

ーー  あぁ......(笑)

 

玉崎  後から考えたら「何それ?」って

    思うじゃないですか!

  「期待してるんで」って、

    捉え方次第では

    凄く失礼な言い方をしてしまったと

    ずっと後悔してて

 

ーー  確かに聞きようによっては

    上から言ってる感ありますね...(笑)

 

玉崎  やっぱりそうですよね!?

    突然話を振られたので

    何を言ったらいいか

    全然わからないし、

    頭も全然働かなくて...。

    今あの時間に戻れるなら戻りたいと

    思うぐらいの後悔をずっと

    続けてるんですよ。

   

ーー  忘れられない後悔をした事とか

    出来る事ならあの時に戻りたいと

    思う事って確かにありますよね。

 

玉崎  めちゃくちゃありますよ!

    しかも声優さん達も優しい方なので

    皆さんあたたかい笑顔で

    頷いてくださってたんですけど、

    その笑顔でずっと見られてるのが

    恥ずかしくて...

 

ーー  これ、あまり笑っちゃダメな話だと

    思うんですが、面白すぎてもう

    おなかと喉が痛いです。

 

玉崎  いや、もう私にとってあの瞬間が

    黒歴史過ぎて...

    笑いに昇華してくださらないと

    採算が取れないです(笑)

 

ーー  なるほど、潔い(笑)

 

玉崎  今でも思い出すたびにもう...

    それこそ皆さん今を時めく

    人気声優さん達なので

    Twitter上で見かけるんですよ。

    その度に

  「あの方達の中の私のイメージ...」

    とか思って死にたくなります(笑)

 

ーー  ああやって人前に出て努力してる

    人にそんな嫌な人はいないですよ!

 

玉崎  私少し自意識過剰になっている

    かもしれませんね...(笑)

 

ーー  いやぁ...まさかこんなに面白い話が

    思ってもない所から出てくるとは

 

玉崎  シチュエーションだけは

    ポジティブなんですが、

    中身のエピソードが酷いという(笑)

 

ーー  でもまあこういうのも経験なので、

    ああいうこと聞かれるんだなと

    わかっていれば、

    きっと次からに活かせますよ。

 

 

 読者の声が力に

 

ーー  フォローを入れたところで

    話を戻しますね。

    連載をされていた中で

    一番キツかったことは何でしたか?

 

玉崎  とにかく脱稿(※)が

    遅かったことですかね...

    完全に自業自得なので、

    一番キツかったことにあげるのも

    どうかとは思うのですが。

    

※脱稿⇒原稿を描きあげること

 

ーー   外から見えている

     先生のイメージから考えると

     少し意外な気がします。

 

玉崎  自分は本当に

    スケジュール管理が出来なくて...

    担当さん含め編集さん側に

    迷惑かけっぱなしだったので

    肉体的にはどうにか、

    鞭打てばいい話なのですが、

    追い込まれると精神的な部分は

    どんどんネガティブに

    なっていきますね。

 

ーー  お仕事なので勝手なことは

    言えませんが、

    無理しすぎてはダメですよ...

 

玉崎  これ、私だけじゃないと

    思うんですが、原稿中って

    過去だったり現状だったりの

    思い出したくなかったり、

    考えたくなかったりする

    嫌な記憶がよく

    リフレインするんですよ(笑)

    

 ーー  嫌ですねそれ(笑)

   

玉崎  なので原稿は自分で作った

    ネガティブな圧力との戦い

    でもあったりします。

 

ーー  なるほど。

    それを聞くとよく最後まで

    折れずに描きあげてくださったなと

    改めて思います。

 

玉崎  ネットやお手紙での

    応援の声があると

    そういったネガティブな感情を

    一気に払拭できるんです。

    私がエゴサをしている時に

    いいねして回っているのは

    そんな気持ちを

    拭い去る力をくださって

    ありがとうございます!の

    感謝の気持ちもこもっています...

 

ーー  個人的にもたくさんいいねを

    いただいていたので、

    よくエゴサをされているなとは

    思っていたのですが、

    そんな意図があったとは!

    読者の声が玉崎先生の力に

    なっていたんですね。

 

玉崎  失敗したなと思うことがあっても

    読者さんのポジティブな

    ツイートやお手紙が一つあるだけで

    一気に世界が変わっていました。

    それまで食欲がなかったのが

    一気にお腹が空いたりとか(笑)

 

ーー  最初に出てくる例が...(笑)

 

玉崎  外出して景色を見たりしても

    何も感じていなかったのが、

    一気にいろんなものに

    興味を持てるようになったり...。

    そういったレベルで

    自分の生活や見えている世界が

    ガラッと変わるので

    読者さんに対しては本当に

    心の底から感謝しかないです。

   

ーー  これからもたくさん

    ポジティブな意見を

    言っていかねば!と

    改めて心に誓いました。

 

玉崎  ポジティブな意見は

    作家だけでなく、

    同じく読者の方々含め、

    全方向にいい影響を

    もたらすと思います。

    純然たる誹謗中傷は

    流石に受け止めきれないところ

    ではありますが、

    ご意見、ご指摘はどんなものでも

    すごくありがたいです。

    それだけ作品に対して

    考えを持ってくださったという

    ことだと捉えておりますので。

   

 

読者の皆様へ

   

ーー  様々なことを赤裸々に

    語っていただいて

    本当にありがとうございました。

    最後に読者さんに一言

    メッセージをお願いします。

 

玉崎  読者の皆様がしてくださる

    一つ一つの反応やツイート、

    お手紙が本当に有難かったです。

    皆様には感謝しかありません。

    本当にありがとうございました。

    今後も誠心誠意、皆様のご期待に

    こたえられるよう頑張りますので

    これからもどうか変わらぬ応援を

    よろしくお願いいたします。

   

 

------------ インタビュー完 --------------

 

 

いかがだったでしょうか?

 

 

約1時間のインタビューだったのですが、

管理人が予想していた以上に、

興味深い話を沢山してくださいました。

 

 

「行進子犬に恋文を」を愛してこられた

読者の皆様に楽しんでいただける内容に

なっているのではないかと思います。

 

 

また、まだ「行進子犬に恋文を」を

読んだことがないという方で、

この記事を楽しんでいただけた方が

もしいらっしゃれば、

ぜひ一度読んでみていただきたいです。

インタビューの内容は極力

ネタバレが少なくなるように

配慮したつもりですので

よろしくお願いいたします。

 

comic.pixiv.net

 

 

管理人のあとがき

 

Twitter上やお手紙などで

玉崎先生とやり取りをした事がある方は

ご存知の事と思うのですが、

玉崎先生はいつも読者一人一人と

真摯に向き合おうとしてくださる方で、

しっかりした中にも茶目っ気があって、

どんな時も優しく接してくださる、

そんな素敵な方です。

 

 

作品を通して、また作品以外の所でも

管理人は玉崎先生に救われてきました。

だからこそ、作品の魅力を、そして

玉崎たま先生の魅力をもっと

たくさんの方に知って頂きたいと思い、

今回のインタビューを企画しました。

 

 

玉崎先生はインタビューの中で何度も

"読者の声のありがたさ"について

言及されていました。

 

 

先生が話される声のトーンから

読者からの感想というものが

どれだけ嬉しかったか、

ありがたかったかが

よく伝わってきました。

 

 

ご本人に感想を伝えるという行為に

苦手意識のある方もいると思います。

管理人も以前はそうでした。

ですが、管理人は玉崎先生と

出逢って考え方が変わりました。

 

 

もしポジティブな意見を持たれた時は

是非玉崎先生ご本人に

伝えてみてほしいと思います。

 

 

「なんで躊躇っていたんだろう?」

そう感じるぐらい、

先生は喜んでくださると思いますので。

 

kokosupptt.hatenadiary.com

 

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。

 

 

またお暇な時に覗きに来てください。

それでは。